Summer Trip2011 Day5

やってまいりました、テレビの旅番組で、国立公園の資料で見て憧れていた『Creter Lake国立公園』私がツアーガイドで案内する場所ほどメジャーではないけれど、米国内の人気アンケートでは常次上位。ダイナミックな母なる大地をある意味一望できる醍醐味、そして、多少体力的負担はシンドイけど、その懐に入ってその神秘を真直に感じることが出来るということが人気のポイントのようです。
今朝は寒かったです。防寒具をすべて着こんで寝ますが、寝袋の質が極寒用ではないので、結構寒くて、夜中に起きてしましました。 トイレまで遠くて辛かった…。でも、木々の間から見える星空はプラネタリウム!!!!
まずは、今回の日程に大きく関わったLake Boat Tourに参加しました。今年は本当に雪が春先に大量に降ったために除雪が進まず、ボートツアーの開始が大幅に遅れて、実は、この日が実質的、オープニングデ―だったんです!!!!!
先に申し上げた『多少体力的負担が…』ですが。カルデラの淵から湖面までジグザグに1.6km船着き場へ下ります。 火山灰の堆積層を切り崩して作られた歩道は舗装されていないので足場が悪いところもあり、私なぞはハイキングスティックをダブルで使用していたにもかかわらず 見事に尻もち!!!! 船着き場付近はツアーに参加しない観光客も唯一湖面に降りることが出来るルートなので、数名の若者がクリフダイブ(岩から湖面に)していました。 注)カルデラ湖を満たす水源は?空からオンリーです。ということは春先に大量に降った雪+カルデラ内に積もった雪解け水です。冷たいの!!!!!!!! ということで、クリフダイブをしていた若者は飛び込むや否や、ガタガタ震えながら上がってきます。
さて、レンジャー随行のツアーが始まり、湖面から観光ポイントを眺めながらカルデラ湖の中島『ウィザード・アイランド』へ到着。 ここで3時間観光するプランです。 中島での観光メニューは、サミット(頂上)までのハイク2km。 エメラルドコーブ(入江)で水遊び…。付近に泥がないので、湖の水の透明度が高く、固定の高さによってグラデーションします。
私たちは…もちろんサミットハイクです。ヨセミテハイクの回でお話ししましたが、私夫婦は本当に独立独歩…。『頂上で会いましょう!』って感じ。主人は撮影ポイントで時間を使い、私は草花や木々の生息の不思議などで足を止めます。 昼も近くなり、キャンプを出た時はフリースのトレッキングシャツを着ていましたが、途中、休憩を兼ねて着替えました。本当に、太陽の熱って、標高が高かろうが、雪が降っていようが…、7月です。さて、サミットのトレールのてっぺんで主人が『お決まりの到着リポート』をとるためにスタンバイしていました。 『とうちゃ〜く、時間は12時足場が悪くて大変でしたが無事到着です!!!!』などとビデオカメラで撮影するわけです。 どうです、旅番組のリポーター、いつでも出来ますよ!
驚いたのは、サミットにも カルデラがあったこと!!!!!  持参のスナックでエネルギー補給をしながら、その淵を一周して、角度によって変わる大自然の表情を楽しみました。 ボートツアーの他のメンバーがカルデラに降り積もった20〜30mの斜面で雪すべりを楽しんでいました。私はスニーカーだったので、滑った後、上って来ることを考え、しませんでしたけど…、見ているだけで楽しいですね!
ころ合いを見てサミットを降り、再び中島の桟橋へ、先にサミットから降りていたメンバーが泳いでいました!!!! 
私は…足を水につけましたけどね!つめったいんですよ、本当に! 5秒以上足を付けていたら痛くなるくらい!!!!!
持参した水筒を飲みほしたついでに、湖の水をくんで持ち帰りました。お茶でも入れて飲んだらおいしいかなぁ〜。
大自然体験の楽しみの中で私が気にいっているのは地質的歴史と現住民族のいい伝え、なので、ビジターセンターとか、展望台の掲示物、レンジャープログラムは大好きです!!!! 今回も時間が許す限り読み、聞き、訪ね…楽しみました。

今回は幻の『アザマ山』が大爆発した経緯が現住民族の言い伝えが時系列にかぶっていることを聞いた時は興奮しました。やっぱり、『その瞬間ヒトが生きていた』証しですよね! 大自然の猛威に脅威したヒト
。その自然を神として恐れ、崇めて共存する知恵を編み出してきてヒト。大自然の懐に抱かれると彼らの知恵を改めて見直す良い機会になりますよね!!!!!
全行程5時間。カルデラの桟橋から淵までの上りはスンごくシンドカッタ…。でも淵で感じるそよ風は心地よく何よりの『ご褒美』です。
お昼を食べるタイミングが遅れたので、淵の展望ポイントで…。今日は『卵サラダサンド』だったんですが、ゆで卵とベジスティック、クラッカーをかじって済ませました。その後です!背丈ほどの雪だまりを発見! 主人の起点でアイスボックスに雪をためました!!!!! 
一旦キャンプ場に戻り、蚊にたかられながら夕食の支度。今日は2度目のカレーライスです。とにかく、手早く手軽なのがうれしいです。
食後、夕暮れ観光です。 カルデラの淵にあるロッジのテラスでくつろぐ人たち、優雅ですよ〜。
ついでに、レンジャープログラムに参加。 こん夜のお題は『国立公園の歴史と政治』面白かったです!!!!! 日本(北海道)と米国の国立公園を体験している私にはその政治的背景は興味津津!!!! 政治的背景の話しを聞くのは珍しいので、大満足でした。 その夜『昨夜寒かった…』と主張したわたし、主人は寝袋を交換してくれました!むっふっふ!!!!