Summer Trip2011 Day4

昨夜の気温はぐっと冷えて…。持ってきた防寒具をすべてまとって寝ました。
テラスサイトは本当に快適でお名残り惜しいけど、今回は一泊のみで場所移動!
午前中はさらにレッドウッドの森を北上しながら内陸へ!ここからオレゴン州の州境は1時間以内。気温は再び一気に上がって行きます。今日のハイライトは『オレゴン・ケーブ』鍾乳洞です。 街道から蛇行しながら標高を上げていき駐車場へ!この先へ進むために注意事項を告知される。観光客が東海岸の洞窟を訪問していないか確認です。最近、東海岸の洞窟に生息するコウモリに『鼻白カビ症候群』という伝染病が西海岸に迫ってきているとのこと。本来、冬は冬眠するコウモリがこの病気にかかると、冬眠から覚めて凍えてしまうというのです。 
ちょうど昼どきなので、サンドイッチランチ。トルティーヤでハムやレタスをまいて簡単に済ませました。
洞窟ツアーの出発までの間、周辺を散策、この山奥にある鍾乳洞でも、早くから観光地として宿泊施設が整っており、この環境に溶け込んだラスティックな作りで素晴らしい。 
レンジャーツアーが始まり、洞窟の入り口に立つや、10℃前後の涼しい風が漂って、警告を受けて持参した防寒着を慌てて着こんで中へ。
世界中の鍾乳洞が抱える問題で、環境の変化、鍾乳石の崩壊、汚染、すべて『自然の美に興味を持つ人間』の仕業。ここのケースは、ツアーの効率を上げるために人工的に開けたルート。すると、冬の冷気が洞窟内の気温が下げ、凍結による鍾乳石の浸食を進めてしまったとのこと。 解決方法は?と真剣に研究した科学者。 実は、扉を付けて、本来の環境を確保することだったり…。 以前は、個人で入れた洞窟も今はレンジャーの先導が必須となり、鍾乳石の破壊や、盗難防止をしながら、環境について教育することも兼ねているのでしょうね。 私も鍾乳洞は何箇所か回っていますが、今回のレンジャーはそんな警告をふくめたツアーを展開して、ガイドの仕事に携わる私も大いに参考になりました。

1時間30分のツアーを終えて冷え切ったころ、おもてに出ると『森林の香り』が温かい外気に溶けて本当に心地く、やっぱりヒトは外界で生活する生き物なんだなって、スンごく感じました。
オレゴン・ケーブを後にして、さらに北東方向に進みます。 途中、食料品、氷、ガソリンを補給してさらに街道を、牧場を、渓流のせせらぎを車窓に見ながら標高を上げながら進みます。 そして、5時過ぎにようやく今日から2日間お世話になるキャンプサイトへ!!!!! びっくりです。到着が日曜日なので、サイトは半分以上埋まっており、残りのサイトの半数は何と!!!!!雪です。またしても雪がまだ大量に残っています。
ようやく、決めたサイトで再び設営。 とにかく、蚊が多かったです。雪解けの水たまりで蚊が大量に発生しているのか、本当に虫ネットをかぶりたいくらいでした。 その中で食事の支度。 食後、明日の予習をしますが…、かなり気温が低くなって、早めにテントへ…。 寒かった〜〜〜〜。