Summer Trip2011 Day3

そうそう、昨日ビジターセンターで野生動物情報を得まして、大興奮!
まずは、Elk(大角鹿)の群れ、特定の草原に集まるというところがあるというので人が集まっていました。 すかさず、主人がカメラを構える。 
その先の河口では『Gray Whale(コククジラ)』の親子が住み着いているとのことで、河口に掛かっている橋には大勢の人がクジラの姿を追っていました。 時より潮を吹いたり、もぐったり、子供のクジラが浅瀬に行こうとすると親クジラが回り込んでなだめたり、本当に自然の営みが目前で展開している…。やぁ〜、おいしい体験でした!!!!
今日は長距離移動なし! Crescent Cityの訪問目的である『Redwood国立兼州立公園』へ。 レッドウッドが集中的に生息している残り少ない地域です。レッドウッドは世界一高くなる生物です。それに近い種の杉で日本ではセコイヤ杉が有名ですがこちらは幹の太さで世界一。 西部大開拓の時代、大量に必要とされた材木の切り出しで多くのレッドウッドやセコイヤが切り出されました。 その時代にこれらの素晴らしい植物が生息するごく限られた地域の保存に人生を費やしたジョン・ミュアー氏。 彼らの活動があったからこそ私たちも『神佛の授かりもの』を拝むことが出来ます。
さて、Redwoodに差し掛かると街道の道路標識に『ヘッドライト点灯』の文字。すると間もなく道路わきの林がうす暗くなってきて、うっそうとしてきたと思ったとたんに目前に大きな大木があっちにも、こっちにも…。 『こんな道路に接近している場所に…』と思っていたところ、実はこの街道こそが、Redwoodを切り出すために作られた林道だったんです。その後、街道部分を除いて自然保護の活動でアスファルトがはがされ、自然の力で環境を戻されたそうです。その回復力にも圧巻です!軽いトレッキングコースというポイントで散策。 シダ類が生い茂ったジャングル。海霧が作り上げる湿気、そのお陰で霜が降りないという特徴的な気候が作り上げた森。『うっそうと…』という言葉がぴったりの、ジュラシックのイメージです。
私も数ある国立公園へ出向きましたが、こんな原生林は初めてで、自然ってすごいなぁ…って、改めて感じました。
その林道の脇に車を寄せて、おにぎりランチ。 お腹が膨れたとたんに眠気が襲いました。 そこで、迷わずお昼寝…。大木の森に抱かれながらの昼寝は最高でした。 その後、Big Treeというスポットで散策。 
今日はキャンプ初日、いよいよ野外活動!!!!
私たち姉弟はガールスカウト、ボーイスカウトでキャンプは慣れ親しんでいるので、野外活動は俄然興奮します。
今回のサイトは珍しく『テラスサイト』駐車場からステップを数段上がったところにあって、下を見下ろす特等席です。テントを張って、調理場を立てて、サイトを一周!特に洗面所チェックは重要です。 州立、国立のキャンプ場は水洗トイレです。 おまけに今日はシャワーも完備です。 夕食の支度です。その夜はホットドック、スティックサラダ、スープです。その後『レンジャープログラム(キャンプファイヤーを囲んで)』に参加、アメリカ各地、カナダ、ヨーロッパからも集まっていました。レンジャーさんのお題はコウモリ。 幼少のみぎり、夕ぐれ空にコウモリが飛んでいたのを思い出します。
今となって、コウモリがすっごく素晴らしい生き物だと知りました。この話しはまた今度…。
このキャンプ場大きな切り株があちこち。 正に!レッドウッドが切り出された跡地…と気付いた。 驚きなのはそのほとんどの周りには若い木が囲うように育っていたこと。 レッドウッドはセコイヤと同様、大木が倒れると幹が折れてしまうのです。今日見てきた原生林にも横たわった大木がいくつかのパーツに分かれており、朽ちた丸太のそこら中に新しい命が芽吹いています。私はスタジオジブリの作品大好きですが、彼の作品に出てくる原生林を思わせます…。本当にデイダラボッチや、キノコ頭の妖精見たいのが出てきそうな感じです。
ご紹介します。バナナスラグというナメクジです。大きいものは15cmほどの物を見たことがありますが、本当に黄色いのです。水周りが好きでその周りにある、たんぱく質を食べます。こいつは一晩かけて、水場に水を飲みに来た鳥が落としていった糞をきれいに平らげていました。