エコシステム『ミミズファーム』

雨5日目…気温は10℃から19℃とそんなに低くはないけど、体感温度が低いとわたしは『猫』な性質(こたつで丸くなる・ぬれるの嫌いなタイプ)なのでどうしても出無精になります。
でも、時よりの晴れ間もあり、発電量は1KWHありました。が、我が家のソーラー発電量は(発電量マイナス利用料) −7(持ち出し)でした。
皆さんの中で『虫恐怖症』などをお持ちの皆さんは今日のブログはスキップしてください。
実は、事件が起きたのです。雨の副作用は何とわたしの大切なエコシステムに影響を及ぼしました。夕方、雨が途切れたので主人が庭の見回りをしていて発見したのですが…
まずは、うちのエコシステムについて書きます。
先日、友人が我が家に遊びに来てくれました。『エコに興味がある』『ケミカルフリー』『部屋の観葉植物が元気だね!』なんて話しになって『なんか秘密があるの?』ってことになって『本当に知りたい?』と念を押した後お見せしました。
それがミミズファーム『ミミさんファーム』です。
『ミミさんがいる土は良い土』と言いますよね!ミミさん達は土の中で土壌に生存するバクテリアが有機物を分解した腐葉土を食べて生きています。その糞に含まれる有機成分は腐葉土から出るものよりも細かいんですって、だから植物の根っこは粒子が細かい栄養のほうが吸い上げやすいわけなので、ミミさんの糞は天然の水肥の役割をしてくれます。
わたしが数年前『堆肥箱』のリサーチをしたときにネットサーフィンで偶然発見したもので、自我流でミミさんファームを始めました。はじめは容器も、手順も見よう見まね…失敗もありました。
そのうち、LA市の終末処理課の主催した『堆肥箱普及イベント』に出向いたときに『ミミさんファーム』の紹介をしていました!
専用ボックス(市販のプラスチックコンテナに通気穴をあける加工をしてある)も販売されていて、以後その活動は充実して年に3,4回『ミミプン』の収穫をします。簡単に作り方を書いてみると。
1.容器を選ぶポイント。ミミさんは暗いところで生きているので蓋が出来る『不透明なプラスチックコンテナ』を使う。 『通気性』が重要!でも、ハエが入らないくらい小さなものが明けられればパーフェクト。出なければ数日に一度蓋を開けるだけでもO.Kと言うウェブサイトもあります。
2.床を作る。基本的に新聞紙、卵パック(再生紙製のもの)、ブラウンペーパー(梱包用の紙)、段ボールの切れ端、サプリのボトルの中に詰めてある脱脂綿など自然の素材。 適度な湿気は大切です。濡れ雑巾を固く絞ったくらいが最適。湿った土をひとすくい。やっぱりミネラルは土から取るのかしら?
3.そこへ『釣り具屋さん』や『土壌改良用に園芸店で売っているもの』を離します。これが重要!その理由は『養殖のミミさん』は小柄で『行動範囲が狭いので飼える種類』『土の中にいるミミさん』は行動範囲が広いので狭いところに入れておくと『脱走』するらしいです。
4.餌は。野菜くづ一般、ただしねぎ類、柑橘類、動物性のゴミは避けたほうがよい。お茶がら、果物の皮、かぼちゃの種(発芽したものも食べます)は大好物!(飼っているうちに好き嫌いが分かってきます。)
5.置く場所は暑すぎず、寒すぎず。振動のあるところは嫌いらしいです。(例えば洗濯機や冷蔵庫?!) 我が家は夏は室内(暖炉の煙突の下・一番涼しい場所)冬は車庫。時々日向ぼっこさせています。(今日の事件はこの環境が要因でした、後で詳しく…)
6.お手当として、週に一度様子を見る、湿気が足りていなかったら霧吹きをして、湿り過ぎたら乾いた新聞や段ボールの切れ端を入れて水分を吸わせる。餌はなくなっていたら足す。残っていたらあげない。外に置いておくと小ハエがつくので餌は表面にまかずに床の下に隠しておくとよいと思います。
7.『ミミプン』の収穫方法は、3カ月くらいで床が土のように変わってしまうのでそれを箱の半分に寄せて、あいた半分に新しい床を半分の量作ります。餌を新しい床にだけ置いて行くと『ほとんどのミミさん』が新しい床に移ります。ひと月くらい様子を見て『寄せておいた土』に餌や床が残っていないことを確認したら取り出します。もちろん、収穫した土の中にはミミさんが残っているのでそこのところ、宜しく! 土はヨーグルトとか不透明な容器や、不透明なビニール袋(黒が成功!)に入れて乾燥を防ぎます。通気を時々してあげれば結構長く持ちます。 半分空になった部分に新しい床を足して、箱一杯でまた、餌をあたえていきます。
8.『ミミプン』は観葉植物や苗の植え付け時や、元気がない時にお勧め!使い方はバケツに適量入れて溶かします。沈殿させて上澄みを観葉植物に水肥の感覚であげます。沈殿したものにはミミさんがいる可能性があるので、それは土に返してあげてください。そんなことしたらミミさんがいなくなっちゃう!とご心配な方…大丈夫です。『新しい床』にひと握りのミミさんがお引っ越ししてくれていたら、そのうちまた増えてくれます。養殖可能なミミさんは与えられたスペースに合わせた繁殖活動をするらしいのです。だから余裕が出来ると増えて、手狭になったら繁殖をやめるんですって…
そういえば『爆笑問題のニッポンの教養』という番組で慶応義塾大学医学部長でガス分子学の末松誠先生が腸の働きについて話していましたが『腸はあるけど脳がない生物もいる』『脳はあるけど腸がない生物は無い』…腸が『セコンドブレイン』と言われているくらい腸の働きには生命の原始的なものがあり、すごいんですって! その最たるものが『ミミさん』なわけで…ミミさんスゴ〜イ!!!!

皆さんの腸、元気ですか? わたしもようやく『腸内細菌』の重要性を確信して『プロバイアティック』を取り始めました。マナテック社の『GI-Pro』GIは『腸』Proは『プロバイアティック』カプセル1個の中に数億個の生きた腸内細菌が入っていて、胃で消化されたものを小腸内できちんと吸収できる大きさにしっかり分解してくれるんですって!
ミミさんがもたらす、わたしたちの健康? 『ミミプン』で野菜が元気に実ってわたしたちの口に入り、生ゴミがまたミミさんの餌になる…回っているでしょ? エコのサイクルが! 無駄がないなぁ…って思うんです。
忘れてました、今日の事件! 5日間雨が続いたせいで、まったく日向ぼっこが出来ていなかったので、冷え切って『居心地がわるかった』らしく『脱走』してしまったんです。『年に1,2度 有るか無いかの事件』で脱走したのは『数パーセント』数にしたらそうねぇ〜50匹くらいかな? 残念ながらお陀仏してしまいました。 まだしばらく寒い日が続くので、急遽、今は部屋の中に移しました。

『ペットから人生を学ぶ!』と言いますが、本当に本当です。わたしは『ミミさん』から学ぶことが多いんですよ! 今日は長くなりましたので、後日改めて!

LA時間 10:30PM