『アンジェリーノ やればできるじゃん!!!!』 カーマゲドン パート4

それにしても、私の『工事熱』には主人も頭をかしげています。『何がそんなに面白いの?』って。 そうですね、ものが作られるプロセスにとても興味があります。小学生のとき、家の脇を通る側溝がマンホールに取り換えられる作業を2年間ほど興味深く眺めていました。 埋め込まれるマンホールが積まれた資材置き場は私たちの遊び場になり、その資材がなくなるにつれて、現場は遠ざかり、家の脇の側溝がなくなってドブの匂いと木枠のふたが跡形もなく消えました。この木枠のふたにはちょっぴりおっかない思い出がありまして、小学校1年生の時に台風の影響で江戸川の水位が上がり、側溝に逆行した水はその木枠のふたを浮き上がらせました。台風の影響で早めに帰宅した私は浸水している道路を横切ったわけですが、見事に側溝に落ちてしまいました。幸い、すぐ側で作業をしていた方に引っ張り上げてもらい、大事に至りませんでしたが…。 興味あるんですよね、ビフォアー&アフターが…。
1:30PM。工事再開です。高所リフトで作業をするスタッフが点検をしているような…。残念ながら掘削作業は定点カメラの枠の外でおこっていて…、画面では大きなコンクリのかたまりをつぶして、鉄筋を分別して運び出す作業が見えます。正に、先に紹介した『らいじんぐ産』で紹介したショベルカーの『アタッチメント』が大活躍です。 番組の中で描かれていた戦後が立ち直り、世界に認められる国へと変貌する大きな力になった事実。 思うように進まない東北の復興にも、この様々な作業をこなす日本の技術が貢献してくれることでしょうね…。
丸一日、彼らの仕事ぶりを眺めてきました。今は10:00PM。 
南側の橋はすべて崩された。掘削機は日がくれた8時過ぎに停止、後はコンクリ−トのリサイクル活動が続いている。夜間工事用のハロゲンライトで昼間のように照らされた現場は交代制で夜通し作業が続くらしい。 きょう一日目立った渋滞もなく、盆地に住む者と海側に住む者とがお互いに地域にとどまって、お行儀よくしていた…らしい。夕方、記者会見をした市長さんも『今のところ!!!!』というフレーズを繰り返し『初日が上手くいくと、翌日気が緩む』ということもあるので、引き続き市民への協力を促していました。 工事現場監督も『今のところトラブルが発生していないので…』というフレーズを強調しながら『予定が前倒しで進んでいる』ことをアピールしていた。
先週までの『車社会の終末期説を唱えた人々』はこの事態をどう見ているのだろうか…。 取り越し苦労というか、冷やかし半分で大げさに振舞っただけなのか…。
はてさて、日本の『道徳心』『譲り合いの心』が伝染したか…。『アンジェリーノ(LA市民)』たちも良い体験だったと思いますよ!
これって、日本の節電に似てない? 京都議定書以降、『これ以上節電なんて ムリ!!』って言っていた人たちが『仕方がない』と言って妥協を覚えた。『やればできる』ってことかな…。 
現場で働く皆さん、外気温今、22℃です。くれぐれもご安全に!