パームスプリングス

本日のLAのお天気は晴れのち曇り…留守中に少々雨が降ったらしいのですが、ドラム缶の雨水収穫はバケツ4、5杯程度だったそうな…来週からは本格的に降るらしいので、期待します。

留守中(4日分)の我が家のソーラー発電量は(発電量マイナス利用料) +10(貯金)でした。

さて、先日は初めてiPhon でアップを試みてみましたが、まだまだ使いこなせていませんね…長文を書くのがしんどいです…ということで、パームスプリングスの話しをもう少ししましょう。
ハリウッドのウラ話にたけているわたしのダディーによると、その昔ハリウッドの俳優たちは映画会社ごとの契約になっており、その規約に仕事の合間、撮影のお休みの時は100マイル圏内であれば自由に過ごしてもよい!という『100マイルの規則』というのがあった。
ちょうどこの辺りが100マイルの端っこにあたる。なので、多くのセレブレティーたちがこぞって、見晴らしの良い丘陵に豪邸を建て、夜な夜な豪勢なパーティーを繰り広げた。その中には『フランク・シナトラ』『エルビス・プレスリー』が一番有名なところ。中には『アルカ・ポネの隠れ家だったところ』なんていう曰く付きの場所もそう遠くない(噂だけらしいという説もあるが)。
『LAの雨期』である2、3月でも雨が少なく温暖な気候と、先日のブログでもお話しした通り温泉がわくので、有名な『スパ』が数多くあり、『旦那様はゴルフ・奥様はお買い物に、サロン・若者はキャンプにジープツアー、山登り』と一通り楽しめる『観光地』へと発展した。
いまでも、全米から『ゴルフトーナメント』などで多くの観光客を引き寄せている。去年の石川遼君の全米デビューがここではなかったかしら?
次の特徴は、LAからこの地を目指したときに目印となるのが山間にひときわそびえる『インディアンカジノ(先住アメリカ人が経営する)』。彼らの居留地は『特区』として『ギャンブル禁止法』が制定されているカリフォルニア州の中にあり、合法にカジノ経営が出来『米国はもちろん、州、自治の政策にも影響を受けない』という特徴から時には『目障りな存在』という負い目を負うこともある。先住アメリカンに対する米国政府の政策については詳しく書かないが彼らの居留地は基本的に『何もないところ』にあった。そのうち、温泉がわき、人が集まって、いつの間にか街の中に紛れ込んでいるというような場合も増えてきた。なので、住宅地が彼らの居留地の周りに開発されることもしばしば…
なので、他の観光地にもれず、街中に『インデアンカジノがニョッキリ立っている』ということがあちこちで見られる。 『砂漠のど真ん中にガラス張りのホテル』は『景観を損なう』と言えば、そう言えないこともない。が、彼らを煙たく思っている人の多くは『後から来た人達』ということになる。
もっと有名なものと言えばわたしが大好きな『エコフレンドリー』な部分。『インディアンカジノ』を通り過ぎると見えてくるのが『ウィンドミル(風車) の林』その名のごとく風力発電の風車がまるで杉林のようにお行儀よく並んでいる。カリフォルニアは『風力発電』を早くから取り入れたところとして有名、特に、山間から吹き下ろす空っ風がその裂け目を貫き砂漠の大地に吹き抜ける。その風を前面に受けた巨大な風車の羽根は低音の『フォンフォンフォン』という音を立てながら回り続ける。 数々の映画、ドラマ、CMにも登場する『お決まり』の風景。
パームスプリングスは歴史がある地域ですが、土地の安さを売りに、増える住宅開発!『マルチミリオン(数億ドル)』の家がまるで『コピペ』したようにどんどん東側へと広がり、ダウンタウンと言われる繁華街は少々陰りを見せているのも現実…。数年前、この北側にある『ジャシュワツリー国立公園』に主人と出かけた帰りにこのエリアに迷い込んだ時はまだ、砂漠の砂を家よりデカイ『アースムーバー』を言うブルドーザーで道なき道を作り、インフラ整備をしていたところです。数年で、この変わりようはラスベガスと並ぶ早さ…
でも、問題がないわけではありません。
生活用水は地下水をくみ上げているわけで、何千年と時間を掛けてゆっくり山にしみ込んだものが、人間によって急速に吸い上げられていく…枯渇するのは時間の問題…
電気は風車で作れても、やっぱり水は作れないんですよ…簡単にはね!
いつまでもあると思うな、親とかね…でしたっけ?
いつまでもあると思うな、仕事と水…これが今LAの現実かもしれません。
でも、忘れないでください。ないと思うな『奥の手』と『フレンドシップ』。
相互扶助がこれからもっと大切になっていく時代です。

LA時間 00:30AM